僕は、五(ぐ)に張った。

思った事を書いてるだけ

【第3回】1万円チャレンジ~麻雀~

軍資金は1万円。

それ以上は賭場へは持っていかない。なぜなら僕はすぐに焼けて鉄火してしまうから。

僕は僕の事をよく知っている。

豆腐の意志にコンニャクのメンタル。

だからこそ、賭場へは財布を持っていかない。ポケットには万券1枚とタバコとスマホだけ。それでいい。それでいいんだ。

それに、ツキがある時は大1本で十分。

それこそが僕の勝ちパターン。

さあ、勝負だ。


○麻雀

この企画に麻雀を加えると賭博罪でチョンボみたいなこと言う生娘みたいな諸兄もいるから、はじめに言っておきたい。

カネは賭けていない。賭けていたのは「気持ち」だ。

そして麻雀と、この1万円チャレンジの紐付けとしてはこうだ。【1万気持ち以上負けたらやめる】もちろん、それは事前にメンツには伝えていた。

そのうちの1人はこう言った。

「ラジャくん、またゼニねえの?」と。

まあ、たしかにないがそういうことじゃない。大1枚ありゃそれでいいのよ。

アリアリの三麻。赤2枚ずつ、ツモり損なしというピカピカインフレルール。なにより、メンツが緩い。僕以外は酒を飲みながら打つ。

マジで爆勝ちできると思った。

だが、結果は+4。リャンピン計算で+800円気持ち。負けなかったからよかったとは思わない。もっと勝てたんだ。明らかに僕は。

しかし、どうも手が入らなかった。4回に1回は得意の国士チートイやってたような気がする。

そういえば、こういうことがあった。

オーラス、僕は南家でほぼ原点。九索待ちで国士を張った。それはかなり早く、たしか一段目とか。それで、迷彩もきっちりだった。配牌から10種だったから対子の白とか一巡目に落としその後も良い感じに么九打ってて完璧に国士を消せてたんだ。

あれは皆騙される。そんな捨て牌だった。

他もバチバチに么九を切ってくれていた。それは僕が国士やってるなんて気付いていない打ち筋だった。

だが、九索だけが出ない。そして引けない。

そして、中盤あたり。対面が九索を暗カンした。

そりゃ引けんわ。と思いつつ

僕は牌を倒した。

それは賭けだった。

どこかで聞いた【国士の暗カン上がり】の実行。もちろん、そんな細かいことついて事前に取り決めてはいない。だからこそのワンチャンに賭けた。

しかし案の定「暗カンはロンできないよ」とカンした対面は抗弁してくる。

そりゃそうだ。

だからこそ、ここからはそれがさも当たり前かのように振る舞い、彼を言いくるめられるかが勝負。まあ、相手が後輩なら楽だが、彼は僕より年上でなかなかのクセ者。一筋縄ではいかない。

少しの押し問答の末、次回からは無しで今回はサイコロで決めようとなった。

それは我々ギャンブラーにとって平和的な解決手段。

つまり、カンした対面と僕で賽を振り僕が彼より大きい目を出せばこの国士は成就する。しかし負ければチョンボ扱い。罰符とツモ切りでgone。

僕が先行。

まさかのピンゾロだった。

そして、対面は3。

なんとも低レベルな戦いで僕は刺された。

そして海底の五索できっちり対面の三倍満に振り込み僕は飛んだ。

クソつまんねえ。

そこから流れは悪くなり、なんとかトータルギリギリ+で勝負は終わったが、やはりここだった。勝負処は。

ここを、刺せていれば流れは変わっただろう。

最近、ツイてない。


【第3回】1万円チャレンジ

結果 +800気持ち

通算 3戦1勝2敗 -19200円